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【相続関連ニュース】愕然とする介護の実態。情報乏しい行政と横の連携のないケアマネ。

朝日新聞デジタルより抜粋しています。

(認知症とわたしたち 家を離れて:1)受け入れ施設、どこに 情報乏しい行政

母が認知症と診断されたのは2007年。
2年後に徘徊(はいかい)が始まった。
ある日曜の朝、行方がわからなくなった。
家族全員で捜し回った末の夜9時、警察から「保護」の連絡が入った。
則子さんと妹は、父と母が2人で暮らす実家に2日交代で通い始めた。
泊まり当番の日は、デイサービスから帰宅するころ実家に行き、夕食を作る。
夜中もトイレに付き添い、翌日はくたくたで体が動かなかった。
徘徊はその後も続いた。
日中、母の行動に困った父から「すぐに帰ってきてくれ」と職場にも電話がかかってきた。
家族中が疲弊していった。
4年前に則子さんが施設を提案したとき、父と妹は「まだ家でみられる」と反対した。
今回は、「もう施設入居は避けられない」と家族の思いは一致した。
施設を探し始めて直面したのは圧倒的な情報不足だ。
まず市の窓口で介護事業所マップをもらったが驚いた。
「これだけ?」。
そこに書かれていたのは名称と所在地、電話番号のみ。
担当のケアマネジャーに相談しても、「施設には施設のケアマネがいるから、詳しくはわからない」との答え。
地域包括支援センターにも出向いたが、窓口には数カ所のパンフレットしかなかった。
おすすめを聞いたが、対応した職員は「特定の施設を薦めることはできない」と言った。
「家族は自力でやみくもに施設を探すしかないのか」
資金的に、入居金や利用料が高めの有料老人ホームは厳しかった。
特別養護老人ホームかグループホームか――。
ある特養に問い合わせると、待機者は約200人。
ただ、母の状態から「優先順位は高くなる」と言われた。
希望は、職員数が手厚く、料理好きの母に少しでも包丁を持たせてくれるような所。
介護経験のある友人に教えてもらうなどして10カ所以上を見学し、ようやく二つのグループホームを見つけた。
ただ、いずれも定員はいっぱい。
それでも2件とも申し込んだ。
「どんな生活をしたいかなどの希望を入力すると、それに合う施設が絞り込めるような検索システムがあればいいのに。
行政が整備できないのでしょうか」
いつ入居できるかわからない。きょうも介護は続く。

 

 


額然とするような介護の実態ですね。
今回の話がどこの地域の話なのかは定かではありませんが、おそらくどの地域でもそれほどの差はないものと思っていた方が良いでしょう。
介護という分野がまだまだこれからであるということがよくわかる記事でありました。
まず私が一番驚いたことはケアマネージャーの対応です。
ケアマネージャーとは介護支援専門員といい、介護保険法において要支援・要介護認定を受けた人からの相談を受け、居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等を取りまとめる者のことをいいます。
つまり介護を受けたい人にとって一番の窓口役であるわけです。
ちなみにその前段階の要介護認定は、市区町村に申請し、派遣された調査員が認定します。
認定された後で、ケアマネージャーに「ケアプラン」を作成してもらって介護のスタートとなるわけです。
ケアマネージャーはケアプランを作成して終わりではなく、その後も定期的に訪問し、ケアプラン通りに介護が行われているかなどをチェックする役目があります。
今回の記事では、担当のケアマネージャーに相談しても、「施設には施設のケアマネがいるから、詳しくはわからない」との答えだったわけです。
これでは全く意味がないですよね。
施設には施設担当のケアマネがいるのはいいとして、横の連携が全くないことが問題です。
ケアマネの知識や横の繋がり、連携体制などは、現在のところ各ケアマネ自身に任されているような状況のようです。
医者でも自分の専門でない場合などは紹介状を書いて他の病院を紹介するなどの制度があるように、ケアマネも他のケアマネに紹介状を書くなどの横の連携があるといいと思います。

私の中での「介護先進国」である神奈川県のHPを調べていると、「介護情報サービスかながわ」というサイトがありました。
このサイトでは神奈川県にある介護施設の検索ができるわけですが、介護サービス内容や地域、空き状況のキーワードなどから検索ができます。
各ページを見てみると、基本的な情報だけでなく事業所の特色なども記載されている点が嬉しいですね。
しかも第三機関をつかっての介護施設評価があるところが非常に良いです。
ただ、フリーキーワードによる検索ができないため、細かい条件による絞り込みが出来ず、検索結果ぎ山ほど出てきてしまうのは難点ですね。
けれどこれでも紙で名前と住所が記されているだけのものよりははるかに探しやすいでしょう。
市区町村単位でこういった情報ポータルサイトが整備できないのであれば、民間企業が作成すればいいのでは、と思ってこちらも調べてみたら、NPO法人が運営する「かいごのガイド」というサイトがありました。
これは、介護施設の方は無料で登録できるそうです。
とはいえ、まだ掲載されているのは関東のみ。
登録件数はそれなりにありますが記載されているのは名称と住所、電話番号のみのところが多く、まだまだ実用的とはいえませんでした。
このように、まだまだ介護サービスはすべてにおいて手探り状態です。
今後も制度とともにどんどん状況が変わっていくでしょう。
このブログではできる限り、今後も実態をご紹介していきたいと思います。