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【相続関連ニュース】相続税立て替えサービスで土地持ち優良顧客を囲い込み。

日経オンラインより抜粋しています。
『東急リバブル、相続税を立て替え。最大1億円 』

不動産仲介の東急リバブルは、相続税の立て替えサービスを7月から首都圏で始める。
同社を通じて不動産を処分し相続税を納税する場合に限り、売却代金の一部を前渡しする。
立て替え額は最大1億円。
円滑な相続を後押しし優良顧客を囲い込む。
2015年の税制改正で首都圏では相続税の課税対象者は倍増する見通しで、関連ビジネスが活発になりそうだ。
新サービスは相続税を手元の現預金でまかなえない人を対象に提供する。
土地などの売却には通常3~4カ月かかる。
納税期限はオーナーが亡くなってから10カ月後。
間に合わず銀行借り入れで対応する例も出てくるとみられる。
相続税の申告を忘れた場合は、期限後に自主的に納税しても無申告加算税と延滞税が計10%以上加算されるケースもある。
立て替えサービスを活用すれば、利用者は納税期限を気にせず資産を売却できる。
立て替え期間は最大1年間を予定している。
1年たっても資産が売れない場合はリバブルが買い取り、立て替え分を除いた額を渡す。
年1千件の相談を見込む。
東急リバブルは三井不動産リアルティなどに続き不動産仲介で第3位。
14年3月期に仲介件数を前期比10%増の1万7千件、仲介収入を同7%増の277億円に増やす計画だ。
不動産オーナーの関心が高い相続の対応を強化することで、仲介件数をさらに増やし大手を追い上げる。

 

 


面白い着眼点ですね。
他者との差別化です。
しかも東急リバブルは基本的には予想売却価格の範囲内での前渡しでしょうからあまり自社の腹は痛みません。
むしろ前渡し手数料という形で通常の手数料より多くもらうかもしれませんね。
しかも相続税がかかる不動産と言えば、取引額も高額になることが予想されますしね。
悪くない商品だと思います。

普通の人からみれば、土地を売却するなら売却金の中から相続税を払えばよいと思いますよね。
相続税の申告は10ヶ月と期限が決まっていますが、10ヶ月の間に売れれば問題ないわけです。
ところが、そう簡単にいかないのが相続というものなのですね。
まずそもそも売るという結論に至るまで、これが長びく可能性があります。
土地を売るには遺産分割協議をしなくてはいけません。
つまり誰がどの財産を相続するかを相続人同士で決めるわけです。
例えば兄弟が三人いて、土地を売って相続税を払って三等分しようとすんなり話がまとまれば良いですが、あの土地は俺がもらう!などと言い出す兄がいたりすると、売ることすら出来ません。
また、相続人が会ったこともない、疎遠な関係の人だったり、遠方に住んでいたりする場合は、話し合いすら困難な場合があります。
相続税が発生するけどお金がない、土地を売るしか方法はない、と分かっていても、分割協議が終わらないと絶対に売ることはできないのです。
遺産分割協議が終わらないから相続税の納付は待ってもらえないの?と思いますが、お国はもちろん待ってはくれません。
期限内に分割協議が終わらなかった場合、各相続人が法定相続分を相続したものと仮定して申告・納税を行わないといけません。
しかもこの場合、色々な特例が使えずに通常より納税額が多くなる場合が大半です。
揉めるといいことって何もないですね。
おそらくですが、東急リバブルでも遺産分割協議が終わっている不動産が今回の商品の対象でないかと思います。
分割協議が終わった後で、やっぱり売るのは辞めました、ということになると困りますからね。
こういった分割協議のトラブルを防ぐには、月並みですが遺言を残すことです。
さて、この相続税立て替えサービスで顧客は増えるでしょうか。
増えてくれば、他の企業も追従するでしょうね。