入選作品発表5月 自分史10代20代 | 相続税の相談なら相続サポートセンター東京【関東一円対応!相続税の専門家】
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入選作品発表5月 自分史10代20代

5月の選評

それぞれの句に10代~20代の淡く美しく、楽しかった青春を振り返りながら作句した様子が感じられ、選者としてもその時代を懐古出来た至福の一時でした。

多数の応募作品を拝見しましたが、

  1. 作品の中に5.7.5の定型からやや外れた句
  2. 自分だけ理解している一人よがりの句
  3. 17文字の中にあれもこれも入れてしまうという無理をした句

も散見しました。
「一句一訴」句を詠む人に共感を与える句を作句する様心掛けましょう。

選評(内田博柳:台東川柳人連盟理事長)

5月の作品


【優秀賞】

通学路君を見つける交差点  いけめそ

(コメント)
高校の友人で、自宅の方向が一緒の人がいました。待ち合わせをしているわけでもないのに、登校するときにしょっちゅう遭遇していました。2年生で同じクラスになって、「朝、よく見かける人だ」と思ったのを覚えています。それから仲良くなって、登校中に会えた日には、一緒に学校に行くようになりました。進学先が違ってなかなか会えないけれど、今でも大切な友人です。
(内田先生のコメント)
その時代、皆が経験あった事を上手にまとめました。 


暇だった金もなかった恋人も  雀の涙

(コメント)
こういうこともありました。
(内田先生のコメント)
素直な表現が良かったと思います。
 

私だけ香りが違う風呂あがり  キノウ

(コメント)
家族みんなで使っていたシャンプーや石鹸をやめて、自分専用のものを使い始めた密かな乙女心。 
(内田先生のコメント)
個性を強調する時代に入り、ストレートな言い回しを頂戴いたしました。


【佳作】  

給料はお酒になって飛んでゆく  ももりんちゃん

(コメント)
20歳で会社に入社してからは、同僚達と毎日のように定時後、飲みに行っていました。今思えばお金を貯めておけば良かったと思うのですが、当時は皆で飲むのが楽しくて楽しくて、給料がほぼ飲み代として消えていっても何も文句はありませんでした。若かった。

 
今日からとネクタイ締める入社式   葦乃原 光晴

(コメント)
私は大学に進学したかったのですが、経済的理由で高校卒業後、銀行に入行しました。胸にもやもやが残っていましたが、学歴は無くても社会に出てからが勝負という気持ちで入社式に臨みました。 


好きな子にわざとぶつけた雪つぶて   香山

(コメント)
小学生の頃、雪合戦をして、素直になれず、わざと好きな子を狙って雪つぶてを投げた 


授業抜け仲間とだべる喫茶店  雀の涙

(コメント)
ちょいと後ろめたくもあるが、仲間との楽しい馬鹿話が懐かしい。
 

がむしゃらに仕事一筋二十代  今は専業主婦

(コメント)
あっという間に過ぎ去った二十代。今振り返れば、打ち込めるものがあって幸せだったと思います。 


若き日の思い出すべて武勇伝  八十日目


(コメント)
実際の出来事よりも、面白く勇ましく美しく、脚色してしまう。惨めなことは忘れてしまう。 


カツばかり食べさせられた受験前  香山 

(コメント)
受験に「勝つ」ようにと、母は夕食のメニューに、トンカツやエビカツなど「カツ」ばかり受験前に出した。